Ko-Ya-Shi

日常に潤いを与えるライフスタイルブログ

真夏のゴキブリ対策

じめじめとした梅雨の時期が過ぎようかとしているこの頃。1年の中でゴキブリの活動が活発化する時期だ。

 

そんな中、現れた成虫のゴキブリ。虫嫌いの私は冷や汗が止まらない。格闘の様子は前述の記事を参照していただきたい。

 

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今回は、ますます活動が活発化するゴキブリの生態と対策について調べてみた。心の準備、対策ができていれば、突然現れた時の心理的な負担も軽減されるはずだ。ゴキブリ好きというマニアな人を除いてはほとんどの方が知っておいて損はないだろう。すでにご存知の方は、改めて確認していただきたい。

 

目次

 

 

屋内に出現するのは4種類

 

ゴキブリ対策専門サイト「ゴキラボ」によると、屋内に現れるゴキブリは主に4種類となっている。ゴキブリ全体の種類だけで見ると、4000にものぼる。

 

メジャーな4種類のゴキブリは以下のようになっている。

 

屋内で出現するゴキブリの種類

 

・クロゴキブリ(smoky-brown cockroach) 越冬可能

ヤマトゴキブリ(Japanese cockroach)   越冬可能

ワモンゴキブリ(American cockroach)   越冬不可

チャバネゴキブリ(German cockroach)   越冬不可

 

多くの人が見かけるのは、クロゴキブリとチャバネゴキブリだろう。

私が遭遇したゴキブリはクロゴキブリだ。成虫の体長は25mmから30mmのようだが、私が格闘したゴキブリの体長は30mmを超えていたように見える。

 

では、ゴキブリの生態を見てみよう

 

ゴキブリの生態

・夜行性

・暗い、狭い場所を好む

・湿気の多いところに住んでいる

・雑食性が高い

・繁殖力が高い

・20度-32度が適温

 

20度から32度が適温、湿気の多いところとなると、冷房の効いた室内で、冷蔵庫の裏など、キッチンの近くに現れる可能性が高い。食べ物があって、湿気があり、水場が近くにある、姿を隠すには最適な場所なのだ。

 

ゴキブリにも苦手なものはあるようで、それらについて注目して

見たい。敵と戦うには相手の弱みを知ることが欠かせない。

 

苦手なもの

・高温・極寒の環境

・ネコ・ムカデ・クモ(特にアシダカグモ)が天敵

・柑橘系の香り・ハーブの匂い

・アルコールや食器用洗剤

 

高音・極寒の環境は苦手ではあるが、やはり生命力の高さゆえに、生き延びてしまう。ネコを飼っていれば、ゴキブリ対策になるようだ。ここで注目したいのは柑橘系の香りやハーブの匂いだろう。乾燥させたレモンの皮を置くだけでも効果があるというし、柑橘系のルームフレグランスなども予防策として効果を発揮しそうだ。部屋に置いておく消臭剤や芳香剤などもハーブの香りすると、かなり効果があるのではないだろうか。

 

これらは予防策だが、撃対策としてアルコールや食器用洗剤がすぐに使うことができる。いずれもゴキブリにかけると呼吸困難になるため、効果があると言われている。身近に使えるものとしては、食器用洗剤はすぐに使うことができる。

ゴキジェットなどの専用スプレーがない場合でも、直接かけたり、スプレー式の容器に移して噴射すれば即効性のある撃退グッズとして使用することができる。

 

活動時期

・特に7月、8月、9月

 ※駆除依頼件数が最も多いのが7月。8月、9月、6月と続く。

 

生活110番 相談内容から見るゴキブリ実態調査レポート

https://www.seikatsu110.jp/vermin/vr_cockroach/97660/

 

これは真冬にゴキブリが出ないというわけではない。越冬するゴキブリもいるため、割合は減るものの、ゴキブリが出現しやすい環境があれば、出現する可能性があるということになる。実際に、真冬でも路上でゴキブリを見かけたことが数回あったため、寒さに弱いといっても、その生命力は計り知れないものがある。

 

*1

 

主な対策グッズの種類

 

・専用スプレー(噴射タイプ・泡タイプ)

・設置型(ゴキブリホイホイ、ホウ酸ダンゴ

・燻煙タイプ(バルサンなど)

・その他(超音波式害虫駆除機)

 

手軽な撃退グッズ、実際に目の前に現れた時に活躍するのがスプレータイプの撃退グッズだ。泡タイプのものを使えば、その姿をまじまじと見ることなく、処分することが可能だ。手元にある場合に限られるため、ない場合はスリッパや新聞紙、掃除機で吸い取るなど、直接的に撃退する必要もある。

 

続いて、事前の予防策として、設置型の対策グッズが挙げられる。

 

設置型

 

設置型には3種類のグッズが存在する。

 

・ベイト剤

・忌避剤

・粘着シート

 

ベイト剤とはゴキブリを駆除する薬剤でゴキブリに食べさせて、駆除するものだ。ベイト剤の入った黒いケース状のものを部屋の角などに置いおくと、そのエサを食べたゴキブリは、水を求めて、家から出て行ったり、餌を食べて死んでしまうなど、部屋の中にいるゴキブリに有効だ。

 

ホウサン団子などもその一つである。取り扱いには注意だが、ホウ酸ダンゴは簡単に作成することができる。

 

ホウ酸ダンゴにまつわるエピソード

 

ホウ酸ダンゴの具体的な効果については、学生時代に叔父の会社の寮に住んでいた時のことを思い出した。ちょうど寮に住みはじめたばかりの頃、食堂のおばさんも同じタイミングで新しい人が入ったばかりだった。新たな職場で働きはじめた食堂のおばさんの料理はお袋の味といった形で味も申し分なく、時たま食後に会話することもあった。

 

おばさんは厨房によくゴキブリが出現するので、その駆除に苦戦していたようだった。食事するフロアにも時々、厨房から小さいゴキブリが侵入してくることもあり、食事時に見つけてしまうと、一気に食欲が減退してしまうこともあった。なるべく見ないにようにしていたのだが、やはり視界に入ると気になってしまい、慌ただしくご飯を食べて、食堂を後にすることもあったほどだ。

 

おばさんが来てから2ヶ月くらい経った頃、ゴキブリの姿がパタッと消えた。おばさんにそのことを聞いてみると、特製のホウ酸ダンゴを作って設置したようで、すぐにその効果が出ていた。恐るべしホウ酸ダンゴと思ったことが懐かしい記憶として残っている。

 

忌避剤

 

次に忌避剤だが、これは前述のハーブなどの成分が入ったスプレーや設置型の芳香剤などが、ゴキブリが嫌いな匂いが入っている。ベイト剤は寄ってきたゴキブリを撃退させるのに対して、忌避剤はそもそも寄せ付けないようにするものだ。ゴキブリを見かけたことがない家などでは侵入口などに散布または設置型のものを置いておくと効果を発揮しそうだ。

 

粘着シートは、ゴキブリホイホイに代表されるもので、誘引剤が入ったハウス形式のケースにおびき寄せ、粘着シートで捕まえるものだ。ゴキブリが出ない場所にうっかり設置してしまうと、逆におびき寄せてしまうことにつながり、設置場所には注意が必要だ。

 

超音波式害虫駆除機

 

その他の対策グッズとしては、超音波式害虫駆除機が挙げられる。価格帯は、2000円から4000円前後ものが多い。使い方は簡単で、コンセントに挿して、ボタンを押すだけだ。ゴキブリだけでなく、小さな蚊やハエ、ネズミなども寄せ付けなくなるとか。しかし、ゴキブリには耳がないので、効果があるのかは定かではない。そして、ネズミなどでも最初は効果があるが、音に慣れてしまうようです。単体で完全に駆除するのは難しいが、玄関など侵入口に設置しておくことに意味はありそうだ。

 

徹底した対策には専門業者への依頼も

 

やはり、完全に駆除するには専門業者に頼むか、燻煙式のバルサンなどを使用するのが効果的だ。火災報知器に反応しないものなどもあるため、ゴキブリが多数出ている家や、徹底的に駆除する場合は、これらを使うのが良いだろう。

 

以上の対策を踏まえて、ゴキブリの出現状況を6つのステージに分類した。

 

ゴキブリ対策ステージ

 

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ゴキブリ対策ステージ表

 

ステージ1

ゴキブリがほとんど出ない。家で見たことがない。

 

対策

まだ侵入している様子は見えないため、侵入しやすい経路の探索と、侵入経路へ忌避剤の散布や設置、超音波式の駆除機などに寄って寄せ付けないことが有効な対策だ。対策は早いに越したことはないため、ゴキブリが冬眠から覚めるくらいの時期に開始するのが良さそうだ

 

ステージ2

小さいゴキブリを一度見かけた

 

対策

すでに侵入した形跡があるため、忌避剤、ベイト剤が有効になってくる。場合によっては専用スプレーの準備もしておいたほうが良いだろう

 

ステージ3

大きいゴキブリを見かけた

 

対策

 たまたま侵入してきたのか、成長して大きくなかったのか判断はしづらいが、複数いる可能性があり、ベイト剤、忌避剤、遭遇した場合に撃退する専用スプレーが必須だろう。大物は発見次第、撃退するしかない

 

ステージ4

小さいゴキブリをよく見かける

 

対策

すでにかなりの数が部屋に侵入し、住み着いている可能性がある。この段階では、粘着シート、ベイト剤、忌避剤、専用スプレー、これらを組み合わせて行くのが望ましい。この段階で燻煙タイプのバルサンなどを使うのも良いだろう

 

 

ステージ5

大小のゴキブリを頻繁に見かける

 

対策

もはや住み着いている可能性があり、燻煙タイプでまずは完全に駆除し、侵入経路に忌避剤を設置し、徹底した対策が必要だろう

 

 

ステージ6

ゴキブリとともに生活しているくらい常にゴキブリがいる状態。常にゴキブリが視界に入る。探せば10匹は家の中にいる

 

対策

専門業者に頼むか、バルサンなどで徹底に駆除することに加え、部屋の掃除や生活環境の見直しが必要かと思われる。この段階ではゴキブリ以外の害虫も多数いる可能性があり、自力で対策は困難を伴うことが想定される。

 

 

 

 

これら以外の基本的な対策として以下のようなものが代表的なものとしてあげられる。

 

生ゴミや食べ残しを放置しない

・観葉植物を部屋に極力置かない

・部屋にある壁の隙間を塞ぐ

・エアコン周りからの侵入を防ぐ(室外機、排水ホース、ホース穴)

・不要なダンボールはこまめに処分する

 

まだまだ対策はあげればきりがないが、今後、活発化するゴキブリ対策を見直してみるのも良いだろう。

(D)

 

 

参考サイト

 

ゴキラボ

https://goki.jp/24

アース製薬

https://www.earth.jp/gaichu/knowledge/gokiburi/

 

ゴキブリ駆除マイスター

https://t-meister.jp/gokiburi/

 

生活110番

https://www.seikatsu110.jp/vermin/vr_cockroach/97660/

 

*1:対策グッズの効果はいかに

神出鬼没なアイツ(3)ーゴキブリとの死闘に勝利

意を決して、勢いよく下駄箱の扉を開けた。開けた瞬間に飛び出してきて、すぐに踏みつけて一件落着。そんなイメージが湧くも、現実は厳しい。やはりヤツの姿は見えない。靴で埋められた死角だらけのどこに身を潜めているのだろう。

 

頼りないがジェットスプレーを下駄箱の最下段に全体的に噴射してみた。特に何か動いた様子はない。3段ある下駄箱の靴を一つ一つ開けてチェックしていくのも骨が折れる。動かしたところで動いてしまったら、いたちごっこもいいところだ。

 

全ての靴を下駄箱から出したところで、靴だらけの玄関に移動してしまったら、同じことだ。あれこれと動かしているうちに見失ってしまうことだけは避けたい。

 

そこで、侵入したエリアに近い最下部の靴を一足動かしてみた。そっとベロア素材のブーツを引き抜くと、そこにひっそりと隠れていたではないか。しかし、どのようにおびき出すかが難しい。

 

 

ふと下駄箱の扉の取っ手を見ると、木製の靴べらがぶら下がっているのを発見した。うまく的中すれば、ヤツを仕留めるのは不可能ではない気がする。

 

靴べらを手にし、狙いを定める。勢いよく下駄箱の中に突き刺すが、わずかに外れる。これで逃げられたかと思ったが、ヤツの動きが鈍いように見えた。どうやら、ジェットスプレーで動きが弱くなったようだ。

 

ここぞとばかりに靴べらを下駄箱の中に向けて突き刺すと、ついにヤツに体にヒットした。動きが止まりかけたところで、一気にカーブした靴べらの先端で体ごとかき出した。度重なる攻撃を受けてもヤツの生命力は衰えることを知らない。羽と胴体が分離していてもなお、動き続けている。

 

グロテスクな状態を視界に収めているだけでも不快な気持ちになるが、完全に仕留める必要があるため、最後は殿下の宝刀、スリッパで完全に絶命へと誘った。30分ほどの戦いだったが、1匹いればなんとやらという。今後も第2、第3の刺客が来ないとは限らない。

 

さて、次なる刺客を撃退するための対策を考えるとしよう。次はあなたのところに黒いアイツはやってくるかもしれない。

 

 (D)

 

神出鬼没なアイツ(2)ーゴキブリとの闘い

 

下駄箱の上に目を移すと、一本のスプレーが置かれている。この時のために、用意しておいたかのようなジェットスプレーを発見した。千載一遇のチャンスを生かさない手はない。

 

奇跡の聖水のようなジェットスプレーを手にするやいなや、迷いなく、漆黒の生命体に振りかけたが、効いている様子は全くない。それどころか、玄関からリビングへと向かう廊下に向きを変える始末だ。このままリビングに進出するのを許すわけにはいかない。まさにヤツの思うツボではないか。

 

もう一度、魔法の聖水をヤツに目掛けて噴射すると、また玄関に向きを変えた。

一瞬、動きが止まったかのように見える。さすがに2度の攻撃に気力を失ったのではないか。小さな願いは虚しく、杞憂に終わる。

 

黒いアイツは、目に止まらぬ速さで玄関の床に移り、壁際に備え付けられた下駄箱に隙間から入ってしまった。それにしても、随分としぶといヤツだ。

宇宙一の生命力は伊達じゃない。全ての生命が絶滅しても、生き残っていると言われるだけに、この程度の攻撃では効かないのか。

 

 

改めてジェットスプレーを確認したところで衝撃が走った。ハエ・蚊用とスプレー缶の右隅に小さく記されているのを発見した。どうりで効いていないわけだ。

 

下駄箱の上を見渡し、改めて専用のスプレーを探して見るも、防水スプレーしかない。こんな時のために専用スプレーを用意してくれなかった家族にわずかな怒りが湧いたが、そこは諦めるしかない。

 

ヤツと戦う武器は小物の虫たち用のスプレー、手足、玄関にある靴や武器しかない。ともかく、ハエ・蚊用のスプレーを一番手の武器として、使い外におびき出したところで、踏みつける作戦でいくことにした。

 

果たして、下駄箱に潜り込んだアイツは出てくるのか。一抹の不安が脳裏をよぎるも、悩んでいる暇もない。ひとまず玄関の扉を開けっ放しにして、外へ逃げてくれるルートも用意しておくことにした。

 

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神出鬼没なアイツ(1)ーゴキブリとの遭遇

 楽しい食事会を終えて、心地よい良い気分で帰宅した。玄関の扉を開けて、靴を脱ごうとすると、黒く光る物体が視界に入り込んできた。

 

黒い物体は、触覚を左右に動かしている。よく観察してみると、黒光りした羽を体におさめ、6本の足を動かしている。やはり、アイツだ。自宅では見たことがないサイズの本格派が佇んでいる。羽越しに見える腹部の膨らみから、栄養をしっかりと蓄えていることがうかがえる。長い冬を乗り越えてきた生命力と貫禄に威圧されそうだ。

 

目の錯覚かと思い、やり過ごそうとすると、次の瞬間には俊敏な動きで壁際へと移動した。やはりヤツだ。こんな気分の良い日に何の予告もなく、黒い羽のアイツは現れた。冷や汗が背中を通り過ぎる。脳の中に冷房を直接吹きかけられたような妙な寒気がした。

 

 

私が住んでいる部屋は、マンションの一階にある。同じフロアにはマンション全体のゴミ集積所がある。私の部屋からは10メートルほどの距離にあり、ゴミを捨てるには便利だが、ヤツらに取っては格好のエサ場であるため時々、見かけることはある。とはいえ、自宅でヤツらに遭遇することはほぼ皆無だ。この家には現れないと思い込んでいたものの、ゴミ集積所から餌場から足を伸ばしてきた猛者が玄関の隙間を縫って侵入してきたようだ。

 

何か手を打たなければ、面倒なことになるような気がして、できるだけ早く対処することを覚悟した。玄関には靴が並べられていて、壁際には下駄箱へと入り込むことができる隙間もあって、わずかな判断の遅れでヤツは死角へと消える可能性がある。

 

かつて一人暮らしをしていた時、夜中に目が覚めて、電気を付けると、頭上の壁に長い触覚を揺らして、待ち構えていたことを、ふと思い出した。その時は、長時間に渡って格闘した末に、巨大な黒い生命体は死角へと消えて行き、朝まで眠れなかったことを思い出す。翌朝、部屋を閉め切って、駆除するためにバルサンを焚いたほどだ。

 

自室ではなく、玄関のため、その時ほど状況は悪くないが、生命力の強いヤツを逃すと後が怖い。是が非でも仕留めなければならないという思いに駆られた。

はじめに

はじめまして。

Ko_Ya_Shiのブログへようこそ。

 

肥やし?この漢字をイメージされた方、お見事です!

 

このブログは肥やしのように、それ自体では大きな意味を持たないものの、徐々に栄養として効いてくる味わい深い記事を掲載します。

 

日常の関心ごとについて友人と語っていると、実はこれって深い話なんじゃない?と思うことはないでしょうか。

 

何気なく交わしているやりとりが、ある人にとっては興味深く、人を惹きつけるものがあったりします。人の数だけ視点があり、視点の切り取り方によっては新たな発見があるはずです。

 

このブログの記事を読んだ方が何かを感じ取ってもらえたら嬉しいです。

 

エッセイ、コラムなどを中心と記事を掲載していく予定です。

 

お楽しみに!