Ko-Ya-Shi

日常に潤いを与えるライフスタイルブログ

モスバーガーから見た紅茶の魅力

 

コーヒーを巡る飲食業界のマーケット争いは激しい。

スターバックス、ブルーボトル、ヴェローチェ、ドトールエクセルシオール

それに加え、マクドナルドなどのファストフードで手軽にコーヒーを飲む方も増えている。最近だとコンビニエンスストアもコーヒーに力を入れていて、売り上げも好調だ。

 

コーヒーを飲む方にとってはより気軽に飲めるようになってきたというところだ。

 

普段、紅茶を飲んでいる私にとっては、その状況がうらやましい限りだ。

その理由は、お店もコーヒーの種類もユーザーにとって選択肢が豊富にあるからだ。マーケットとしては頭打ちに見えるが、コーヒー業界の競争は今後も続くのだろう。

 

目次

 

紅茶のマーケットはこれから

 

紅茶にいたっては、タピオカミルクティーのようなスイーツは別として、アイス、ホットティーロイヤルミルクティーの3種類といったところが多い。

もうちょっと頑張っているところだと、ダージリン、アッサム、アールグレイフレーバーティーを提供している場合があるが、決して多いとはいえない。それだけに紅茶のマーケットには可能性がある。

 

この点については、前回の記事で17店舗のカフェの紅茶の種類と価格について触れているので、読んでほしい。


コーヒー専門店と比べた場合、紅茶専門店は圧倒的に少ない。紅茶専門店と言われて、アフタヌーンティーのような店を除くと、積極的に調べなければ見かけることは少ない。紅茶専門店に行ってみると、種類がありすぎて、どれを選んでよいかわからないほどだ。とはいえ、専門店の紅茶は2、3杯は飲める量といっても、けっこうな値段がする。1200円から、2000円ぐらいの間だったり、スイーツとセットにすると、気軽に入るにはハードルが高い。

 

1世帯あたりの紅茶の購入金額は千円未満

 

総務省の家計調査で、紅茶の世帯別の年間の消費量や購入頻度を見ると、1世帯当たり、コーヒーには6千円程度だが、紅茶は千円にも満たない。消費の観点でも紅茶はまだなじみがないと言えるのだろう。

 

さらに、コーヒーと紅茶の違いは、飲むスピードが大きく異なる。コーヒーはどちらかというと、長く味合うよりも、比較的短い時間で味合う人が多い。

 

一方で、紅茶は提供されるまでの時間、いっぱいを飲むまでの時間が長い。それだけに、心にも時間にも余裕があるときに飲まれているように感じる。特にポットで提供される場合だと2、3杯は飲めるし、スイーツなどとセットになることも多く、紅茶を飲むこと自体が少しぜいたくなのかもしれない。

 

アフターヌーンティーといった文化もまさにそれを象徴していて、じっくりとお茶を楽しむ文化がある。そこが紅茶の良さであったりもするのだが。

 

ともかく、紅茶のクオリティがもう少し上がってほしい。もちろん、専門店であればおいしい紅茶を飲めるが、専門店でなくてもそこそこの値段でおいしく紅茶を飲みたい。

 

ティーポッドで提供される紅茶の方がおいしいのは言うまでもないが、どこでも飲めるわけでもないので、ティーバッグでも仕方ない。

 

では、ティーバッグの紅茶はおいしくないのか。気軽に飲めて、提供するまでの時間も短い。味はティーポッドと比べると劣るが、ティーバッグ自体も改良されて、よりおいしい紅茶が飲めるようになっている。

 

モスバーガーの紅茶へのこだわり

 

ティーバッグの紅茶にもおいしいものがあり、気軽に飲めるファストフードやカフェもあると感じさせてくれた例を紹介したい。

 

私は、カフェや喫茶店などで本を読んだり、勉強をしていることが多く、紅茶を飲むことが多い。最近、チェーン店のカフェなどで紅茶を飲んでいて、一つ気が付いたことがある。

 

よく利用している駅にあるカフェにあるのがモスバーガーというのもあるが、それにしても、他のファストフードやカフェと比べて、おいしい気がする。量は少ないが、安価でしっかりとしたフタがされる。茶葉といい、その風味もファーストフードとしては十分なクオリティだと思う。

 

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大崎のモスバーガー

 

モスバーガー系列には紅茶専門店マザーリーフ」がある。紅茶とワッフルを楽しめるカフェである。モスフードサービスのグループには「あえん」といった自然素材にこだわった和食店もあり、食へのこだわりが紅茶へのこだわりにつながっている。

 

あらためて、モスバーガーのホームページで紅茶を調べてみると、なんと紅茶を監修しているのが、紅茶に関する数々の著書を執筆している、業界の重鎮、磯淵猛氏の監修によるものである。残念ながら磯淵氏は今年2月に他界されている。しかしながら、このような専門家によるプロデュースによる紅茶を提供している。スリランカの茶園で手摘みされた、厳選された茶葉を直接仕入れて、使用しているという点からも、紅茶にこだわっていたわけだ。

 

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紅茶好き、あるいは紅茶を近場で飲みたいと思った方はモスバーガーに足を運んでみると、ひと味違った紅茶を楽しめるだろう。

 

・紅茶キャンディ茶葉(レモン・ミルク)

・ルフナティー

 

いずれも232円(+税)となっている。

 

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ルフナティーは砂糖を入れなくて甘みを感じられる

個人的にはモスバーガー系列のお店が集まった大崎駅をお勧めしたい。モスフードサービスの本社が入ったビルには、マザーリーフモスバーガー、和食のあえんもある。紅茶巡りの後に和食のディナーも良いだろう。

 

(D)

 

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ガラス張りのお洒落な外観が印象的なマザーリーフ大崎店

 

モスの紅茶

www.mos.jp

 モスの紅茶(動画)

www.youtube.com