今だから知りたいカフェの紅茶
今だから知りたいカフェの紅茶
カフェや喫茶店に行ったら何を飲みますか?
コーヒー派、紅茶派、どちらでもないという人もいると思いますが、コーヒーを飲む方が多いのではないでしょうか。
目次
紅茶派は26.0%
リサーチメディアのfor Real?が2017年に男女年齢別、2998人に行ったアンケート調査によると、コーヒーが好きな人が64.8%、紅茶が好きな人が、26.0%、どちらでもないが9.2%となっています。
調査の結果を見るかぎり、コーヒー派は紅茶派の倍以上となっています。紅茶派は3割にも満たないわけです。本調査はどちらが好きかというものなので、コーヒー派でも紅茶を飲む人はいますし、実際に紅茶を飲んでいる人はもう少し多いようにみえます。
カフェの紅茶は種類が少ない
私は紅茶派です。紅茶を飲んでいてふと思うのは、紅茶が少数派であることです。
特に感じるのはカフェや飲食店での紅茶の種類の少なさです。近年タピオカミルティーの人気が爆発し、次々と専門店ができているものの、紅茶専門店はコーヒーに比べると非常に少ないです。
もっとおいしい紅茶を飲みたいと思って、専門店に行くと、敷居が高い、種類がありすぎて、選べない。そして、気軽に入るにはすこし高い。ホテルのアフタヌーンティーも3000円から4000円くらいはします。紅茶専門店ほどではないにしても、紅茶の選択肢が多い店を探そうとすると、それほど近場にない場合もあります。
喫茶店やカフェになるとアイスティー、ホットティー、ぐらいしか選択肢がないのです。レストランやおしゃれなカフェに行くと、フレーバーティーなど、やや選択肢は増えますが、専門店とカフェや喫茶店の差がありすぎるという印象です。まさに手頃な値段の普段使いの紅茶のお店が少ないです。ポットで2、3倍飲める美味しいカフェはあるわけですが、一杯でそこそこの値段で美味しいというお店が少ないようにみえます。
実際にカフェの提供している紅茶のメニューを見てみると、以下になります。
(価格は店舗によって異なる場合があります)
主要なカフェ、17店舗のメニューの中で、ストレートティーに絞ってみると、ティー、アイスティーの2種類です。ダージリン、アッサム、アールグレイといった茶葉の種類を選択できるのが、9つのカフェです。
都内17店舗で提供されているストレートティーと価格
ポットで紅茶を提供しているのが、プロント、ルノアール、コメダコーヒー、オスロコーヒー、星乃珈琲店、マザーリーフなどです。ポットで提供している分、2、3杯分あるため、価格も通常のカップで提供しているものと比べると、2倍から3倍する店舗が多いです。
多くのカフェは、茶葉の種類こそ選べる場合もありますが、紅茶にこだわっているかどうかがよく見えない。コーヒーがメインで、紅茶はサブのメニューとしての位置付けで、茶葉など、詳細が書かれていないものが多いです。
ルノアールの紅茶
実際のところ、他のカフェや喫茶店の紅茶はどうなのでしょうか。老舗のルノーアールについて調べてみました。メニューには紅茶の詳細については何も書かれていないため、問い合わせてみたところ営業担当の方から以下のような回答がありました。
「マイルドで確かな風味のスリランカ産ブロークンオレンジペコーをセレクトさせていただいております。くせのない優雅な味と香りはどんな飲み方にも合い、バリエーションティーにも最適とうたわれております商品です」
詳細な茶葉のことなどに触れていないが、丁寧な回答を頂いた。他にもオスロコーヒー、コメダ珈琲、星乃珈琲店、コーヒーがメインだが、実は紅茶にもこだわっている店がある。ポットで提供している分、値段もそれなりにするが、珈琲にこだわっているように、紅茶にもこだわりを感じさせる。そして、マザーリーフは300円代(大崎店)ながらポットで提供しています。チェーン店で紅茶の種類が豊富な店といえば、アフタヌーンティーもあります。
コーヒーを売りにしたカフェは、飽和状態で頭打ちの印象もありますが、紅茶専門店、紅茶を取り扱うカフェは、まさにこれからです。ティーカルチャーのさらなる普及に期待したいと思います。
(D)
参考:
for Real?
コーヒー派?紅茶派?あなたはどっち派?